日中、いつも通り過ごしていて「あ、風邪かな?」とふと思う事、どなた様も一度はご経験があるはず。その状態は、中医学では、病を引き起こす「邪気」が体表にいる、と見なされます。「邪気」が「どこの毛穴から入って風邪をひかせてやろうかな~」と言いながら体内に入って来ると重い風邪症状が出ます。そうなると辛いですよね。ここでは、「熱の邪気」がカラダに入ってきた時、何を口にしたらいいのか?という事で、お送りいたします。
ところであなたの「今」の状態はいかがでしょうか?
せっかくブログを読んでくださっている方に恐れ多いのですが、「今」、発熱や具体的な症状がある場合は、このブログは読まずにすぐに病院に行ってくださいね。あなたのカラダが心配です。
もくじ
夏風邪をこじらせたら辛涼解表(しんりょうげひょう)の食材を
カラダの「熱」を冷ましながら邪気を出す豆鼓(とうち)
辛涼解表の食材と言えば・・・
豆鼓醤(トウチジャン)・・・黒豆(黒大豆)に塩を加えて発酵させて水分を減らした食品。(Wikipediaより)。はい、豆板醤(トウバンジャン)のような調味料です。「カラダに良さそう♡」と思った方も多いのではないでしょうか。黒豆と言うだけでも健康に良さそうなのにさらに発酵させているなんて!納豆が苦手な私にはありがたい存在です。我が家の台所にはまだありませんが、次の夏には買ってみようかな、と思った一品です。香ばしくコクがあります。辛くないです。
中医学での風邪の診断は耳鼻科とは違う
「風邪をひいて寒いのにさらにカラダを冷やすの?」と中医学を学び始めた時は頭の中が「???」でした。発熱の「熱」と中医学における病の原因となる「熱」は異なるものです。ここでは、私の文章力が少し足りないのでその説明は控えさせて頂きます。
中医学における「風邪(かぜ)」について簡単に見ておきしょう。中医学で言う風邪は何種類もあります。どの種類の風邪をひいているのかを診断するためには、
- 体内に入ってきた「邪」の種類はなにか?(「寒」「熱」など6種類ある)
- 季節は?
- 生活環境は?
- 痰や鼻水は透明か黄色か?
- 脈は?
- 舌の色は?
- おしっこの色は?
- 口は渇く渇かない?
などなどを考慮して診断します。耳鼻科のように「熱があるから熱さまし」「咳があるから咳止め」と言うような処方はしないという事だけ触れておきます。こちらの記事では「豆鼓」をご紹介させて頂きたいので、そのための記事になりますので、ご期待に添えられない場合はすみません。
カラダに「熱」がこもっている時の風邪症状
冷たいものが飲みたい
鼻水や痰が黄色い
喉が腫れて痛い
高熱
春・夏に多く見られる
など
カラダに「寒」がこもっている時の風邪症状
温かいものが飲みたい
悪寒・発熱
クシャミ
秋・冬に多く見られる
発汗しない
など
大戸屋で「豚と野菜の豆鼓炒め定食」(910円税込)を頂く
「豚肉と野菜の豆鼓炒め定食」(910円税込也)
※お写真は大戸屋さんのHPから拝借いたしました
![](https://yukueria.info/wp-content/uploads/2019/11/82fbcafa3437c513de36c83fe0e9817906693f51-300x300.jpg)
使われていた食材の説明です
豆鼓
「肺」「胃」に作用。辛涼解表(体の熱を冷ましながら邪気を出す)の働きがある
キャベツ
「肝」「胃」「腎」に作用。特に「胃」の働きを高める効果がある
にんじん
「肺」「脾」「肝」に作用。消化吸収を促進してくれる
なす
「脾」「胃」「大腸」に作用。体内にこもった熱による症状に働く
玉ねぎ
「肺」「胃」に作用。気道などに溜まった痰を取り除く働きがあり、咳にも効果がある
豚肉
「脾」「胃」「腎」に作用。カラダをとにかく元気にしてくれる。(私の一押し食材)
![](https://yukueria.info/wp-content/uploads/2019/11/2019-11-01-16-24-24-225x300.jpg)
写真、もっと上手に撮れるようになりますので乞うご期待☆
「外食+食養生」でも、未病に貢献できます
こちらの「豚肉と野菜の豆鼓炒め定食」(910円税込也)を頂いたのは秋も深まる時期でしたが、「せっかくなので自宅では作れないものを食べたい(豆鼓とか家に無いし)」という事で頂きました!おいしかった!ぬちぐすいでした♡(沖縄の方言で、「薬になったわー♪」の意)。恥ずかしながら「豆鼓」と言うのも実は初めて聞いて挑戦しました。外食はいろんな食材にも出会えるので勉強にもなるし楽しいですね。
テクノロジーが高度に発達して生活環境の中にAIが入り込んできても、私たちは自然に生かされている人間です。自然に対してはどこまでも謙虚に畏敬の念をもって、無事に生かされていきたいと考えています。風が吹いたら風に負けない体を、太陽に照らされたら暑さに負けない体を作る為に、これからもしっかり食養生していきたいと決意を新たに。(誤解しないでくださいね。ファストフードもお菓子もビールも好きです)
あなたもカラダに自分に優しくしてくださいね。
葛根湯は「風邪ひいたかな?」と思ったらすぐ、「邪」が体表にいる時に飲んでくださいね!
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