ちょっと薬膳の考え方にも慣れてきた。自分の細やかな体調も気にかけてあげられるようになってきた!
…となると次は中医学についてもっと詳しく知りたくなりますよね?!
選ぶのが難しいんですよ~
「初級」の本なのに
わたしの想像する
「初級」とは全然違う…
「初級」「入門編」「英検2級」で想像はつきますが
中医学の「初級」となると
そうでもない。
少しは知りたい。
でも専門的過ぎても
困るんです。
「薬膳的
セルフケア大全」
をご紹介しますよー☆
セルフケア大全をお書きになったのは「日本中医食養学会」の認定校の講師の方です。
私も同じ「日本中医食養学会」の沖縄の認定校で学びました。
この「薬膳的セルフケア大全」は1人でコツコツ薬膳を実践している方がさらに学びを深めていける本です。
この記事では
- どの程度の専門性なのか?
- 何がどんなふうに載っているのか?
をサラっとご紹介させていただいています。
あなたの次に買う本選びのお役に立てたら幸いです☆
もくじ
セルフケア大全はまさに中医薬膳の教科書!!!
セルフケア大全は日本中医食養学会(初級)で学ぶことをカバー
上の写真の左側の赤い本が私も学んだ日本中医食養学会の初級講座で実際に使う教科書です。
この赤いテキストは
- イラストほとんどなし
- 漢字がめちゃくちゃ多い
- フルカラーならぬフルモノクロ
日本中医食養学会の初級講座では、この1冊を40~60時間かけて学びます。とてもシンプルな作りになっていて優しい解説などはほとんどなく、
講師の方が実体験などをまじえながらわかりやすく説明し、講義は進みます。
この赤いテキストをわかりやすく解説しながら、イラスト豊富に教えてくれるのがセルフケア大全です。
薬膳をする上で最低限の内容をカバーしていると感じました。
中医学の専門用語としては
- 気滞・血瘀など
- 気血津液
- 整体観念
などもおさえていますよ!
脾気虚・推動作用などは別の言葉に言い換えて説明されています。
セルフケア大全とテキストの違いは?
日本中医食養学会の教科書には、お灸やツボ押しで必要な経絡(けいらく)、季節ごとの養生法ものっているのですが
セルフケア大全ではそんなにページを割いていません。
※ツボは載っています。
ちなみに写真の右側の本、食物性味表はアマゾンでも買えますのでもし良かったら見てみてくださいね。
薬膳を体調や体質に合わせてきちんと実践したい方には必携です。
セルフケア大全では五臓の働きをしっかり学べます
肝・心・脾・肺・腎の五臓の働きを学べます
五臓それぞれが弱るとどんな症状が表れるのか?をたくさんの例をあげています。
- 「肝」の不調でイライラする…など
- 「心」の不調で不眠・動悸…など
- 「脾」の不調では…
- 「肺」の不調では…
- 「腎」の不調では…
ほかに気血津液チェック表もあるのでご自身の症状と照らし合わせながら読むと理解しやすいです。
こういったチェック表のようなものは日本中医食養学会のテキストにはのっていません。
五臓がどのように関係しているかの解説は少なめ
もちろんセルフケア大全でも五臓の関係について触れてはいます。
でもそんなに五臓の関連性については深堀はしていません。
たとえば
「心」の不調をそのままにしておくと
隣り合っている「脾」と「肝」も同時に(もしくは少しずつ)弱ってくるのですが、
そのことについてはくわしくは触れられていはいませんでした。
なので、原因が複数ある「めまい」について悩んでいる方は、どこから手を付けたら良いのか?
についてはちょっと混乱してしまうかも知れません。
セルフケア大全が向いているのはこんな人!
セルフケア大全を読むのに向いているのは薬膳をちゃんと作りたい人
セルフケア大全が向いているのは、中医学についてまだ知らないけど、
じっくりカラダと向き合って薬膳を作りたい!という方です。
たとえば、
- 1~3冊ぐらいの薬膳料理を読んだ
- たまに薬膳料理を作っている
- 食べ物でカラダが整うのを1回でも体験済み
の方です。
その上で、
- どうしてとうもろこしでむくみがスッキリしたんだろう?
- なんで冷え性にしょうが一択じゃダメなんだろう?
という疑問を持ち始めた方にも♡
セルフケア大全が向かないのはどんな人?
ではセルフケア大全が向いていない方はどんな方でしょうか?
それは、
- ニキビができた!今すぐ治したい!
- 咳が続いてる。今すぐ止めたい!
- 便秘が続いてる。今すぐ出したい!
など、「今すぐ」どうにかしたい!と思っている方です。
英語が話せない人がアメリカ旅行に
ポケット英会話(旅行編)みたいなのを持って行きますよね。
厚さが3㎝もある英語の文法の本は持って行かないと思います。
セルフケア大全はどちらかというと、英語の文法の本に近い本です。
きちんと文法を知るときちんと英語が話せます。
同じように、きちんとカラダの仕組みをしるときちんと自分に合った薬膳料理を作れるようになります。
まとめ:セルフケア大全はまるでテキストのような本でした
セルフケア大全は本格的な中医学を学び始める方には教科書的な本!カラダのしくみを知りたい方にオススメですよーという記事でした。
もちろん、この1冊だけで中医学が理解できるわけではありません。
他の薬膳料理の本を読んで実際に作り、さらに学びたい!と思ったときには超絶おススメです。
あなたのお役に立てたら幸いです♪
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